歯磨きは虫歯や歯周病予防のために毎日するものです。
そのため、子どもの頃からの習慣がとても大切になります。
一般的に3歳くらいまでは、自分で歯磨きをすることは難しいので
ご家族が仕上げ磨きをしてあげて、定期的に歯科で検診をおこない
虫歯がないかチェックしましょう。
小学校に通う頃からは自分で歯を磨くことは出来ますが
まだまだ磨き残しがあり、不十分な磨き方なので
小学校卒業頃までは、ご家族の仕上げ磨きが必要です。
お子様にしっかりとした自分磨きが身に着くまで
ご家族や歯科医院とともに、歯磨き指導をおこなっていきましょう。
ご自宅での歯みがき指導のポイントを紹介します。
4~5歳頃の歯磨き指導が大切
4~5歳頃のこどもは、とにかく何でも真似をして、自分でしたがります。
それは歯みがきも同じです。
お父さんやお母さんが歯みがきしている姿を見て「自分でする!」と言ってきたら、
是非チャレンジさせてあげましょう。
その後に、しっかりと仕上げ磨きをして
磨き残しがないか確認してあげましょう。
自分で歯磨きをするときのアドバイスをしてあげる
どんなに器用なこどもでも、最初からは上手くいきません。
様子を見ながらアドバイスしてあげましょう。
これが正解という方法はありませんが
・奥歯1本を上下左右4つに分けて、順番に磨いていく
・次に前歯は上下に分けて横向きに歯ブラシを動かす
のように、磨き忘れがないように、順番に歯磨きする場所を教えてあげましょう。
子どもとお風呂に入るときに、一緒に10秒数えて温まるような感じで、
“10回磨いたら次の場所”と、コミュニケーションをとりながら
一緒に歯磨きをすることがおすすめです。
お子様が自分磨きに慣れてきたらステップアップです。
奥歯であれば、“①かむところ②ほっぺ側③うら側”のように
面ごとに順番に磨く方法に切り替えてみましょう。
仕上げ磨きはご家族の出番
1人で磨くのが難しいところを、仕上げ磨きで補っていくようにしましょう。
その時のポイントは大きく3つです。
①歯と歯茎の境目は磨くのが難しいところです。仕上げ磨きでしっかり確認を。
②上の歯は自分では磨けているつもりでも歯ブラシが全く当たっていない場合があります。こちらもしっかりと確認をおこなってください。
③下の奥歯の内側は、舌が邪魔をしてしまい歯ブラシが届きにくいところなので要注意です。
出来れば、仕上げ磨きは仰向けに寝かせてしてあげることが一番お口の中が見えやすいですが、難しい場合は背中を壁につけて、頭が後ろにさがらないようにして磨いてあげるようにしましょう。
まとめ
最初は、一緒に歯磨きをしてあげることがポイントです。
1人でできるようになってからも、必ず仕上げ磨きをおこなうようにしましょう。
1人で磨けるようになってからも
・洗面台に行ってすぐに戻ってきていないか
・TVを見ながらの歯磨きで手はとまっていないか
・歯ブラシの毛先は広がっていないか
などを確認し、良い歯磨き習慣がつくように、指導を続けていきましょう。